看護師を悩ませる患者

モンスターペイシェントという言葉をご存じでしょうか。病院内でおこるトラブルであり、院内暴力・暴言・無理難題をつきつけたりする困った患者のことをいいます。医師や看護師の医療ミスによる結果起きているものではなく、患者側による理不尽なトラブルなので、本当に困ったものです。また、このモンスターペイシェントの最大被害者は、四六時中患者と接している看護師が最も多く、特に女性の被害が多い傾向にあります。身体的暴力の例を挙げると、泥酔した患者が大暴れして窓ガラスを割ったり、看護師に暴力を振るうというケースです。言葉の暴力では、怒鳴る・罵倒するなどの暴言、知り合いにヤクザがいるなど威圧的な言動があります。他にも、看護師の体にさわるセクシャルハラスメント、寂しいからそばにいてほしいとしつこくナースコールで呼び出すなどの、仕事を妨害する行為もあるのです。こうした現状を受けて、日本看護協会も事態を重く受け止めており、これまで何度も調査を行ってきました。しかし、これといった打開策はなく、あまりにも悪質な場合は警察に介入してもらうなどの解決策しかないのが現状です。これから看護師として働く・久しぶりに看護師として働くという女性は、このモンスターペイシェントに関しての知識を学びましょう。もし、そうした場面に遭遇した時はどうすれば良いのか、あらがじめスタッフと話し合っておくことが必要です。大人対象のかかりつけ病院の問題と思われがちですが、子供が対象の小児科や産婦人科でもよくある問題であり、医療機関で働く人にとっては深刻な問題となっています。